クリニカル・ヒント
体幹の動きを重視した治療の展開
井口 恭一
1
1甲州病院 理学療法科
pp.503-505
発行日 1989年7月15日
Published Date 1989/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102819
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手足は体幹に付いているにもかかわらず,多くの場合,主に麻痺や罹患関節が手足に有ると,手足に目が向いて,そこにのみ治療訓練を集中する.手足の関節に問題が有るとしても,それの影響は体幹にも及び,機能障害をより悪くする.
筆者はまず全身調節も兼ね,他の余分な制限などを取り去るように,体幹の動き,特に体軸回旋運動を主軸に組み立てる体幹訓練から治療を開始,効果をあげている.
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