JARM NEWS【REPORT】
日本リハビリテーション医学会市民公開講座運動器の機能向上と健康寿命の延伸
永野 靖典
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1医療法人野並会高知病院
pp.438
発行日 2024年5月18日
Published Date 2024/5/18
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- 文献概要
2024年2月17日(土)14:00〜16:30に日本リハビリテーション医学会中国四国地区実行委員会主催の「日本リハビリテーション医学会市民公開講座—運動器の機能向上と健康寿命の延伸—」を開催いたしました.新型コロナウイルス感染症は5類感染症に移行したため,現地聴講の形式としました.ただ,高知県は人口減少が進んでおり,また会場の高知大学医学部附属病院は高知市中心街から車で約30分の南国市にあるため,聴講に来ていただけるかどうか危惧しておりましたが,天候にも恵まれ114名の方が現地に足を運んでくださりました.
講演は2部で構成しました.第1部では本原稿の執筆者である医療法人野並会高知病院整形外科 永野靖典が“ロコモを知って健康寿命をのばそう”とのタイトルで講演を行いました.運動器疾患や運動器障害によるロコモティブシンドロームだけでなく,現在も復興活動が行われている能登半島地震から将来の南海トラフ地震での生活不活発病,疾病や過度の安静に伴う機能障害(廃用症候群)まで幅広く説明し,日常身体活動,運動習慣,リハビリテーション医療の重要性をご理解いただけたと思います.講演後には聴講者から新たな運動習慣を始めたとの声も届いております.
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