JARM NEWS【REPORT】
第32回日本パラスポーツ学会in大分/第7回日本安全運転医療学会学術集会
鶴川 俊洋
1
,
武原 格
2
1鹿児島市立病院リハビリテーション科
2東京都リハビリテーション病院リハビリテーション科
pp.439
発行日 2024年5月18日
Published Date 2024/5/18
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- 文献概要
本学会は長年日本障害者スポーツ学会の名称でしたが,2022年の第31回大会より日本パラスポーツ学会となりました.パラスポーツに携わる医師,理学療法士,義肢装具士など多職種が参加し,2023年度は11月17日(金)・18日(土)に太陽の家法人部長の服部直充大会長のもと7年ぶりに大分県で開催されました.大会のテーマは学会翌日19日(日)に開催される第42回大分国際車いすマラソンに合わせて「車いすマラソンの魅力と可能性:過去・現在・未来」でした.
17日は午後より別府市の太陽の家にて車いすマラソンに関するセミナー,大会長講演,太陽ミュージアム見学・ドローンサッカー体験と夕方まで目白押しの内容であり,中村裕先生が築きあげた財産がさまざまな形で伝わってきました.翌18日は大分県庁内ホールに場所を移し,幅広い内容の一般演題(32演題)や,車いすマラソンのレジェンド山本行文氏による特別講演「私の車いすマラソン人生」が開催されました.2日間で93名が参加し,活発な討議が行われました.この2日間は非常に風が強く,翌日の車いすマラソンの天候が心配されましたが,日曜日は穏やかな気候のもと,選手はスタートを切りました.車いすマラソンの聖地で学び,選手の雄姿を拝見し,「障害克服」の重要性をあらためて感じた3日間でした.
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