Japanese
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特集 新しい時代の小児リハビリテーション医療
1 日本における小児リハビリテーション医療の現状と課題
Current Status and Issues of Pediatric Rehabilitation Medicine in Japan
荒井 洋
1
Hiroshi Arai
1
1社会医療法人大道会ボバース記念病院小児神経科
キーワード:
小児
,
リハビリテーション
,
脳性麻痺
,
中途障害
,
医療制度
Keyword:
小児
,
リハビリテーション
,
脳性麻痺
,
中途障害
,
医療制度
pp.4-9
発行日 2024年1月18日
Published Date 2024/1/18
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- 参考文献 Reference
要旨 日本社会の急激な高齢化と少子化に伴い,リハビリテーション医療において小児が占める重みは縮小していると言わざるを得ない.小児領域におけるリハビリテーション医療の遅れと不足は深刻で,必要な介入を十分に受けられない現状が続いている.その原因は学術,医療システム,保険制度と多岐にわたり,複合的である.
子どもは成長・発達とともに劇的な変化を示すことも多く,また,小児期における介入効果は将来にも影響するため,小児リハビリテーションがもつ魅力は計り知れない.その高い専門性を担保する専門医・療法士の認定・育成システムが必要であり,専門性に見合う保険点数を獲得して,人材獲得・育成の正のループをつくる必要がある.
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