連載 精神看護ボストン・レポート⑧
治療的な人間関係(その2)―Therapeutic Relationship
三原 晴美
pp.68-74
発行日 2000年5月15日
Published Date 2000/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900663
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
治療的人間関係の段階
ペプローは治療的な人間関係の段階を,「オリエンテーション」「ワーキング(アイデンティフィケーションとエクスプロイテーション)」「ターミネーション」という3段階に分けましだ。しかし実際には,患者に会う前から,入院に必要な患者の情報が看護者の手元に入ってくるのが普通です。ゴードンは,このオリエンテーション前の期間を“The preinteraction phase”(導人準備期)と名づけ,ペプローの治療的な人間関係の過程に追加しました★1。
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.