特集 患者さんが「利用者」になる
ホームヘルバーの声◆訪問
山下 美智子
pp.26
発行日 1999年11月15日
Published Date 1999/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900232
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初めてTさんと出会ったのは1年半前。まだ,Tさんがお母さんの介護をしている頃だった。優しく,穏やかそうな印象を受けた。それからしばらくして,お母さんが入院。家にはTさんと妹さんの2人。そんななかで,Tさんへのホームヘルプが始まる。Tさんにとって「ホームヘルパー」という制度は,お母さんへの訪問があったので抵抗なく受け入れてもらえたように思う。最初は,保健婦さんとの同行訪問が2,3か月あり,相談しながら支援してゆくことで不安が安心へ変わり,自信ともなった。3か月を過ぎる頃には1人訪問となる。
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