特集 いまさら聞けない精神科看護Q & A
インタビュー②
援助専門職ってなんですか
信田 さよ子
1
1原宿カウンセリングセンター
pp.18-21
発行日 1998年5月15日
Published Date 1998/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900046
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個人の生き方が治療効果を左右するとき,専門家の「客観的な力」は意味をもたない
―信田さんは,セルフヘルプグループなど「当事者同士の力」をとても強調されていますね。
これはアディクション(嗜癖)特有のものかもしれないですね。病理の水準でいくとアルコール依存症などアディクションの人は,「普通の人」と「ちょっと変な人」との境目ぐらいですよね。私たちと健康度がほとんど変わらないという前提で,当事者グループの有効性を言っているんです。アメリカなどでは精神分裂病でもセルフヘルプグループをつくっているみたいですが。
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