連載 マージナルな海がら2
「内」と「外」
竹内 孝仁
1
1日本医科大学リハビリテーション科
pp.86-87
発行日 1998年3月15日
Published Date 1998/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900044
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京都烏丸通りを駅に向かって東本願寺を過ぎるころ、目の前のビルの谷間の向こうに突如として京都駅が立ちはだかる。某紙が「巨大な壁」と表したように、それはまるで.天空を切り取るように聳え立っている。
駅前のビル群は、例によって無秩序でテナントの看板や旗などで乱雑きわまりないところに、まるでそれを浮き立たせる背景のような壁がつくられてしまった。
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