連載 宮子あずさのサイキア=トリップ・1
神経科に移るということ
宮子 あずさ
pp.84-85
発行日 1998年1月15日
Published Date 1998/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900021
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粗忽、不器用、過緊張の三拍子そろった私が、周囲の人に支えられて勤続十年を迎える一九九七年。その記念すべき年を、私は神経科(精神神経科)病棟で過ごしています。
内科病棟で丸九年を過ごしてからの神経科病棟への異動は、病院が提示した「行ってもらいたい部署リスト」の中から自分で選んだものでした。リストにはICUと神経科病棟、二つの部署があげられており、いずれも人員が足りないというのが大きな理由。
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