特集1 ピアサポーターを活用すると、こんなに素晴らしいことが起きる
—【地域⇒病院へうかがう】地域生活支援センターこかげのスタッフの立場から—3 患者さんがもともと持っていた生きがい、趣味、興味関心を引き出すピアさんの力
八木 悦子
1
1地域生活支援センターこかげ
pp.108-109
発行日 2021年3月15日
Published Date 2021/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200851
- 有料閲覧
- 文献概要
区からの委託事業として
私たちが担っているピアサポーター活動。その基盤は、豊島区から委託を受けている「豊島区障害者地域生活移行支援事業」(以下、区事業)にあります。区事業では、個別支援、集団支援、ピアサポーター活動とその養成、普及啓発活動などを主に行っています。
ピアサポーター活動の名称は「Re START」(リスタート)。ここで活動するピアサポーターさん(以下、ピアさん)の多くは、ピアサポーター養成講座を受講し、名簿に登録していただいている方です。養成講座では、ピアサポーターの役割や期待される効果、活動内容、退院阻害要因などを学ぶ座学を約2時間と、現ピアさんと受講者との交流の時間を約2時間設けています。登録したピアさんがスタッフと共に病院に訪問するなどの支援を行うと、活動費と交通費が支払われる仕組みです。
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.