書論
樋口さんの言葉が僕の体の中でシンクロした
村瀨 孝生
1
1宅老所よりあい
pp.382-385
発行日 2020年7月15日
Published Date 2020/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200780
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白熱灯の優しい明かりに包まれた本屋さんで行われた対談。そこで手渡された本が『誤作動する脳』だった。「書評をお願いするかもしれません。改めてご連絡いたします」。医学書院編集者の白石さんはニコニコしながらそう言った。
気軽に引き受けたものの、後で不安が募ってきた。著者の樋口さんは当事者。僕は支援する立場。支援者として、ちゃんと当事者を理解していたかが問われるように感じた。僕は落第かもしれない。
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