皮膚科学の流れ 人と業績・31・完
土肥慶蔵先生
高橋 吉定
pp.1142-1145
発行日 1972年12月1日
Published Date 1972/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412201081
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この"皮膚科学の流れ──人と業績"も,本誌に掲載し始めてから第3年目を終ろうとし,少し長い間書きすぎたようである,もつとも,連載を重ねるにつれて,これでは読者もうんざりするだろうと思えてきたので,記述をできるだけ簡略にし,書きたい学者の数も大幅に削つた.それでもこのまま書き続けたら,いよいよ読者をたいくつさせるだけであろう.合戦ではないが,引き揚げ時が肝心というから,このへんで本稿に終止符をうつことにする.
ただ最後に,既述したように西欧において発展した皮膚科学が,わが国においてはどう受け入れられたか,これを本邦皮膚科学建設者である土肥慶蔵先生を通じて考えてみることにする.
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