連載 家庭で生活できない高年齢児のための「自立援助ホーム」を運営しています・3【最終回】
更生施設へ向けて少年と旅をする
関 茂樹
1,2
1特定非営利活動法人シルバーリボンジャパン
2東洋大学大学院福祉社会デザイン研究科
pp.576-579
発行日 2019年11月15日
Published Date 2019/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200685
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前回の原稿では、社会的養護の援助者も障害福祉の知識が求められる、と書いた。派生して司法の知識、医療の知識などもあれば、なおさら援助者の応用力は高まるだろう。
ただ、自身の率直な支援観として今感じているのは、専門性を備えているに越したことはないが、それがすべてではないということだ。目の前の支援を要する人と誠実に向き合い、その人にとって何が必要なのかを真剣に考え、行動に移す。非常にシンプルだが、それが対人援助の本質であり、それができる人が求められると思う。
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