特別記事
オープンダイアローグは精神科医療に何をもたらすか—斎藤環氏による講演録
斎藤 環
1
1筑波大学医学医療系社会精神保健学
pp.473-482
発行日 2015年9月15日
Published Date 2015/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200128
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2015年7月、斎藤環氏がオープンダイアローグについて最初の体系的解説書となる『オープンダイアローグとは何か』を著しました。医学書院ではそれを記念して、日本精神科看護学術集会のランチョンセミナーにて斎藤環氏による講演会を開きました。
薬が第一選択ではないこと、「言葉の力」が驚くべき治癒率をもたらしていること、そしてこの治療技法が職種間のヒエラルキーを消してしまう可能性さえあることが語られると、聴講している精神科看護師は少なからず衝撃と希望を感じたようでした。
本誌ではこの講演から、オープンダイアローグと精神科医療との関係について語られた部分を抜粋してお伝えします。
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