特別記事
「精神科医が記載する書類」で知っておきたいこと—医療保護入院、自立支援医療、精神障害者保健福祉手帳
山﨑 正雄
1
1高知県立精神保健福祉センター
pp.54-70
発行日 2014年11月15日
Published Date 2014/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200011
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精神科医療の現場で、医師は、診療録や検査指示書、診断書、紹介状、診療情報提供書など、多くの書類を作成しています。法律にもとづいて提出しなければいけない書類も多々あります。
言うまでもなく、現在の医療はチーム医療によって成り立っています。また、精神障害者を支援する資源は、もはや医療機関だけではなく、地域の相談支援事業所や就労支援事業所など、さまざまなものがあります。それらをどのようにつないでいくか、適切な連携をつむいでいくか。それらの出発点となるのが医師が記載する書類であるとすると、その重要性には大きなものがあります。では、その書類にはどのようなものがあって、どのように記載されているのでしょう。意外と知られていないかもしれません。これから医療機関と地域が手を携えて共に精神障害者を支援する時代になっていくなか、医師以外の人たちも、それらの書類について知ることは重要だと思います。
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