読者投稿コーナー ここ掘れかんかん!
危険ドラッグ使用患者による看護師への傷害事件/やる気の源は「学習」と「出会い」
田畑 裕之
pp.50-53
発行日 2014年11月15日
Published Date 2014/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200010
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
危険ドラッグ使用患者による看護師への傷害事件
匿名
私は、東北地方にある単科の精神科病院で看護部長をしている者です。今回、危険ドラッグを使用したと思われる患者が、幻覚・妄想状態による激しい興奮状態を呈し、警察官7名によって保護され、当院を受診し医療保護入院となった事例を経験しました。
患者は精神運動興奮状態にあり、入院当初から隔離および身体拘束の行動制限を行っていました。興奮状態の出現の仕方は統合失調症の場合とは異なり、周期的に繰り返されていました。興奮状態が治まりかけた頃から身体拘束は解除され始め、行動制限はゆるやかになっていました。そのような治療経過中のある日に、この事件は起こりました。
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.