連載 まさぴょんの「こんなレクリエーション療法はどう?」・4
軽度認知症の方へお勧めのレクリエーション
高橋 政代
1
1もりおか心のクリニック
pp.90-92
発行日 2014年7月15日
Published Date 2014/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689101350
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精神科病棟では、ここ数年、認知症患者が徐々に増え続け、なかなか退院できないという状況があります。家庭や施設から「看るのは限界」と言われて入院したものの、薬の調整だけでは「問題行動」といわれる周辺症状が治まらず、特に認知症病棟がない混合病棟では、じっくり対応するにはマンパワーが足りず、ほかの患者の看護にまで支障を来す状況が多々起きています。国が認知症患者への取り組みに対して診療報酬をつけるなどの動きは見えますが、改善はなかなか進まず、この状態はまだ続くと思われます。
私が市立病院の精神科病棟でレクリエーションを担当していた時は、あまり動けない高齢の患者さんや認知症の患者さんには、食堂兼ホールで、若年層の人たちとはまた違った方法で、健康(体力)維持と共に、少しの動きで脳の活性化を図る目的でレクプログラムを行っていました。
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