映画紹介コーナー
トークバック 沈黙を破る女たち
pp.81
発行日 2014年3月15日
Published Date 2014/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689101299
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サンフランシスコの女性刑務所で生まれた、女だけのアマチュア劇団「メデア・プロジェクト:囚われた女たちの劇場」。20年に及ぶ塀の中での活動を経て、新たな活動を開始。それは、HIV/AIDS陽性者たちとのコラボレーション。両者に共通するのは、恥と孤立。幼少期から暴力にさらされ、被害にあったことで自分を責め、薬物に依存したり、自暴自棄に生きてきた女性たち。新入りのマルレネは「薬より、セラピーより、劇団のほうが効果がありそうだと思ったの」と言う。坂上監督は、8年という長期取材を行い、“どん底”を生き抜いてきた8人の女たちが、それぞれの芝居を通して新しい生き方を模索する姿をとらえた。
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