特集1 スーパー救急で拘束ゼロ 山梨県立北病院の実践から強制治療の倫理について考える
―付章―630調査でわかった「身体拘束が増えている」という事実―今考えられる原因を、精神科認定看護師たちで考えてみました
小森 晃
1
1和歌山県立こころの医療センター
pp.38-43
発行日 2012年5月15日
Published Date 2012/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689101023
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隔離・身体的拘束が増えている!
精神医療福祉の「今」がわかる630調査
630調査とは、厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部精神・障害保健課が、全国の精神病院等を対象に、毎年6月30日付けで実施している調査のことです。調査の結果は、精神保健福祉施策推進の資料とするために「精神保健福祉資料」としてまとめられています。つまり、630調査は精神科医療福祉の「今」がわかるデータであるといえます。
2009(平成21)年度の調査結果は今年2月9日に、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 精神保健計画研究部「改革ビジョン研究ホームページ」*1で公開されました。
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