連載 木挽先生のすべらない精神科実習指導・3
時間を共有するって、なかなか難しい
木挽 秀夫
1
1名古屋市医師会看護専門学校
pp.100-101
発行日 2011年9月15日
Published Date 2011/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100925
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「患者さんとの時間を共有する」。なんとも心地のいい言葉だと思います。ただ、日本語としては成立していても、時間を共有するっていったいどうしたらいいのか、実践するにはなかなかハードルが高いと思います。
そもそも私たちは、時間に対する感覚が人によっても、また状況によっても違うことを体験から知っています。好きなことをしているときや旅行に行ったときには、時間が経つのを早く感じます。逆につまらない講義は、時間がなかなか進まないことは、学生時代に嫌というほど経験しています。
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