薬語図鑑-基礎薬学用語を現場で使える知識に訳してみました 第1部 添付文書に登場する用語編
化学
34 共有結合と作用時間
-アスピリンの休薬期間はどれくらい?
浅井 考介
1
,
柴田 奈央
2
1ヤナセ薬局
2アトリアふじ薬局
pp.558-559
発行日 2023年3月31日
Published Date 2023/3/31
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2023040034
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共有結合は,結合する原子が電子を共有することにより成り立つ結合です.共有している電子は各原子に絡みつくような軌道をとるため,各原子は強固に結合していることがイメージできると思います.そのため,作用部位と共有結合を形成する性質をもつ薬剤は,作用部位から解離しない“ 不可逆的な” 結合によって効果を発揮します.
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