特集 地震・火災発生!そのときどうする
―「あの患者さんはどこ?」―災害時でも患者さんの居場所がわかる、携帯版『患者所在確認表』を作製
松田 優二
1
,
熊谷 直樹
1
1財団法人宮城県精神障害者救護会国見台病院
pp.28-36
発行日 2008年1月15日
Published Date 2008/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100469
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『患者所在確認表』(写真1)は、身近な材料で作れ、閉鎖・開放病棟問わず災害時に活用できる、患者所在に着目した災害対策のツールです。当院では現在、看護部と防災委員会の承認を得て、急性期閉鎖病棟、閉鎖病棟2棟、開放病棟3棟を含めた当院すべての病棟で使用しています。
今回は、このツールを作製したきっかけや使用方法、閉鎖病棟で使用して得られたメリットについてお話ししていきます。災害での取り返しがつかない問題を最小限に防ぐために、この患者所在確認表が、読者のみなさんの病院での今後の危機管理や災害対策の参考になれば幸いです。
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