特集2 今どうなっているの? 医療観察法の指定入院医療機関
―スタートして8か月。―肥前精神医療センターの場合
西谷 博則
1
1独立行政法人国立病院機構肥前精神医療センター医療観察法病棟
pp.58-72
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100320
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国立病院機構肥前精神医療センターは、昭和30年代から「The most important person in this hospital is the patient~この病院で最も大切な人は患者さんである」を基本理念としている精神単科の病院である。定床586床(平成18年8月現在)、小児思春期、神経症、薬物アルコール依存症、認知症、精神科救急他、精神科にあっては九州の基幹病院として政策医療を担っている。
「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行なった者の医療及び観察等に関する法律」(平成15年7月成立、平成17年7月施行、以下、医療観察法と表す)の指定入院医療機関として、当初は平成17年に日本における第1号の指定入院医療機関としての開設を予定していたが、現実的には諸般の事情により既存病棟を改修しての暫定病棟で、平成18年1月1日にスタートとなった。
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