連載 精神看護キーワード事典・15
学会にできること―楽も苦もあるつれづれ裏方日記
萱間 真美
1
Mam Kayamai
1
1聖路加看護大学
pp.84-87
発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100306
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精神科看護に関連する学会は、初夏と秋口に集中しているようだ。特に5月から6月にかけては毎週何らかの学会や大会があり、私は毎年家族から大ひんしゅくを買っている。この時期には必ず家族の誰かが体調を崩す。私の余裕のないスケジュールと、学校の新学期がはじまって2か月あまり、天候も不順なこの時期のストレスが直撃するようなのである。今年は小学生の息子がプール熱であった(たぶん)。本人は新聞を読んでこの症状に違いないと主張していたのだが、熱も下がって元気になったので結局受診もしなかったのであった(息子およびクラスメートの皆さん、すみません)。
家族に悪いと思いつつも、今年も休むと多くの人に迷惑をかけてしまうお役目がたくさんあって、毎週毎週出張に出かけた。基調講演や座長、理事、評議員のような役割があるからという理由はあっても、学会で消耗する一方であればそれほど出かけることはできないだろう。やはり何か得るものがあるから出かけるのである。
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