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連載 「地域に帰るため」の病院建築・6【最終回】
外来・デイケア
Outpatient department
鈴木 慶治
1
Keiji Suzuki
1
1共同建築設計事務所
pp.90-97
発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100166
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治療の第一印象を決める、玄関としての外来
この連載では、「地域に帰るため」をテーマに病院建築のあり方を私なりに書かせていただいてきたが、つまるところ患者さんが地域に帰ることができる土壌が整っていないと患者さんを地域に返すことはできない。家族が患者さんを見守ることができ、地域住民に理解があってこそ、患者さんは安心して地域に帰ることができる。
これからの精神医療は、早期治療により、長期間現在の生活の場を離れることは少なくなるという構図があるとすると、それをふまえた病院のあり方を考えることができる。具体的には「外来診療部門」を充実し、「デイケア」で生き甲斐探しの手助けをすることになるのかと思う。
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