連載 精神看護キーワード事典・10
精神科領域の認定看護師制度―臨床への貢献を探って
萱間 真美
1
Mami Kayama
1
1聖路加護大学・精神看護学
pp.85-88
発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100165
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●専門の技術をもった看護師の養成
生涯教育ということばがさかんに使われるこの頃。大学や大学院への社会人入学や通信教育などを利用して、新しい知識の獲得や学位の取得などを目指す人が増えている。看護の領域でも、これまで行なわれてきたすべての領域で実践が可能なジェネラリストとしての看護師基礎教育を基盤に、さらに特定の技術や分野に秀でたスペシャリストを目指す人が増えている。
また、社会からの看護の機能に対する要請も専門化しているといえるだろう。何が提供できるか、どんな質のサービスが受けられるのかを、例えば資格をもった人の存在などを通してわかりやすく示すことが求められるようになっているということだろう。ケアの内容をある程度標準化して保証し、形にするのが資格制度である。
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