研究・調査・報告
アンケート調査にみる、看護師が患者から受ける暴力行為の実態
大原 竜児
1
,
田中 茂夫
1
,
前園 親寿
1
,
繪幡 学
1
1静岡県立こころの医療センター
pp.90-92
発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100035
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はじめに
精神科看護では、日常の看護を実践していく上で、不穏・興奮により暴力行為に及ぶことが十分予測される状態にある患者に対して、看護介入を行なう場面が少なからずある。また、発見時、すでに他患に対する暴力行為に及んでいるケースもあれば、対応中の看護者に対して暴力行為に及ぶケースも少なくない。そんななかで、患者の暴力行為に対する看護者の身体的介入は避けて通れないといっても過言ではないのが現状である。
今回、当院における患者から看護者への暴力行為の実態を明らかにし、今後の患者サービスに役立てるため、当院の看護者全員に対してアンケート調査を実施したので、結果および考察を報告する。
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