特集1 一気に大量88人退院物語。
[コラム]
訪問看護―問題が生じたときの解決策の探し方
横川 由美子
1
1飯田病院
pp.40-41
発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100027
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顔なじみの職員が訪問
当院の場合、退院した人の家を訪問するのは訪問看護ステーションからと決まっているわけではない。外来の看護師であることもあるし、生活支援センターの職員であることもある。つまり、退院した本人にどの部署からの支援を望んでいるかを聞きながら、その人のことをよく把握している顔見知りの職員が継続して訪問するのである。それは、対象者が安心できるかかわり方が最優先、職員のほうが柔軟に合わせる、という考え方をしているからだ。
私は外来に所属し、訪問看護も行なっている。2001(平成13)年、大量退院に伴う対象者の増加に対応するため、私のように外来から訪問看護を行なう人間を2名にした。私たちが訪問で得たさまざまな情報は、地域部門会議(外来、訪問、PSW、医師、作業療法士、支援センタースタッフなどで定期的に開く)で情報交換するようにしている。
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