特集1 一気に大量88人退院物語。
[コラム]
デイケア―利用者層が一気に拡大。どうするプログラム!どうする動機づけ!
篠田 守
1
1飯田病院
pp.37-39
発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100026
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プレハブ小屋で過ごした日々
当精神科デイケアは、病床削減が決まり1998(平成10)年2月に女子開放病棟が閉じられたのにあわせて開設された。
当初の利用者は平均8名(うち、5名は共同住居からの参加)で、入院期間が12年から最長38年という長期入院経験者たちだった。デイケアというよりデイホスピタルの色合いが強く、当初の役割としては再発予防と定住の支援が求められていた。デイケアでいかに活動してもらうかということより、生活の連続性のなかにデイケアが早く位置づけられることが肝要であり、長期在院者に配慮したデイケアの役割をつくり出すことに専念した。
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