研究・報告
リハビリテーションを在宅で継続し成果を出すための要因を考える
谷口 豊子
1
,
三木 敦
1
1(医)宏済会三木内科
pp.654-659
発行日 1999年8月15日
Published Date 1999/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902502
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はじめに
高齢化が進むにつれて介護を要する高齢者も急増し,寝たきり,痴呆および虚弱を合わせた要介護高齢者等の数は2000年には280万人,2025年には520万人と推定されている.要介護状態となっても介護を最小限に抑えるためにはリハビリテーションが必要になってくる.介護支援専門員のテキストには,リハビリテーションは「心身に障害のある者の人間的復権を理念として,障害者の能力を最大限に発揮させ,その自立を促す為に行われる専門的技術で医学的,心理的,職業的,社会的分野などの総合的推進が肝要である」1)と記されている.
今回,訪問看護婦による社会資源活用とリハビリテーション(以下リハビリ)の有効性を確認できた2事例を報告する.
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