フィジカルアセスメントを学ぼう・18
栄養に関する評価
箕輪 良行
1
1自治医科大学附属大宮医療センター総合医学
pp.450-453
発行日 1999年6月15日
Published Date 1999/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902479
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衣食住が生活の基本です.在宅ケアでは療養にこれらの占める比重が大きくなります.栄養は食事に深くかかわっており,その評価にも多くの要因があります,高齢者では義歯や補助具,在宅経管栄養なども含まれます.最も基礎となるものは,病歴,身体診察,身体測定,検査結果です.すでに臓器系統別にみてきたものがカバーしています.
Hさんの栄養評価に挑戦するつもりで整理してみましょう(例題).栄養評価の目的は,まず患者に栄養上の不足が生じていないかを確かめ,次に食事指導や調理計画に必要な情報を収集して,それらの栄養指導の効果を測定することです(表1).
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