訪問看護ステーション経営A to Z・26(最終回)
ステーションの試行錯誤―Zig-zag
小山 秀夫
1
1国立医療・病院管理研究所
pp.754-757
発行日 1998年10月15日
Published Date 1998/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902294
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右肩上がりの普及
訪問看護ステーションは,平成3年10月の老人保健法改正で「介護を必要とする老人が在宅でも安心して療養生活を送れるよう,かかりつけ医師との連携の下に訪問看護サービスを提供するシステム」として誕生し,平成10年中に約3,000施設が整備される勢いにあります.このような状況が今後も続くとすれば「平成11年度を目途に全国で5,000か所の整備を目標」という厚生省の計画は,ほぼ現実のものとなろうとしています.
年間600か所前後のステーションが開設され,わずか8年間で約5,000か所が開設するというスピードは,戦後の保健医療および福祉の施策として,かつて例がないように思います.それも,バブル崩壊後の社会的・経済的混乱の渦中でのことであり,改めて関係者の努力と協力に深く感謝します.
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