CASE STUDY 「事業団方式」による訪問看護ステーションの運営と経営・5
平成6年度,7年度の実績と経営上の課題
川上 茂
1
,
山ノ内 廣子
2
,
岡田 貞美
3
,
高橋 多美子
4
1(社)北海道総合在宅ケア事業団総務部
2(社)北海道総合在宅ケア事業団訪問看護部
3(社)北海道総合在宅ケア事業団
4(社)北海道総合在宅ケア事業団看護部
pp.367-373
発行日 1996年9月15日
Published Date 1996/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902237
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北海道の面積は83,450.51km2で,東京都の約39倍の面積に32市,156町,24村の合計212市町村が存在している.人口は5,643,647人(平成2年10月1日国勢調査),人口密度は1km2あたり72人で全国で最も低い密度となっている.この本道で当事業団では平成8年3月末現在で30か所の訪問看護ステーションを設置・運営している.
平成8年4月1日現在の訪問看護ステーション所在地を北海道地域保健医療計画で定める第2次保健医療圏毎に分類してみると,全体的には市部での設置が圧倒的に多く,その中で当事業団の訪問看護ステーション設置箇所は全道を視野に入れた設置となっているものの,医療法人等が設置する訪問看護ステーションは大半が都市部に集中している(図1).
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