3回連続講座 アロマセラピー入門・3
根拠あるアロマセラピーのすすめ―インフルエンザと末期癌患者への応用
川端 一永
1
1カワバタクリニック
pp.136-139
発行日 1999年2月15日
Published Date 1999/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901940
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連載を終えるにあたって
今回でアロマセラピーの連載は終了しますが,アロマセラピーの興味のある方は,同じ医学書院から出ている助産婦雑誌でも2月号で掲載されますので,そちらの方もお読み下さい.
さて今までの2回で私がお話ししたいことをご理解いただけたでしょうか.アロマセラピーを医療分野に取り入れようと考えるなら,教えてくれる人「アロマの講師」も選ばねばなりません.皆さんは,学校で医療について学び国家資格を取り,現場に配属され,医療従事者となったわけですが,教科書で習ったことと現場での実践とでは,違っていたことも多かったのではないでしょうか.また,実践を積み重ねていって,はじめて一人前となってきたのではないでしょうか.巷に溢れている「アロマ講師」なる人達は,本や業者の流すアロマセラピーの講習会に参加してアロマセラピーで食べていくことは習っていても,実際アロマセラピーで人を治療したり癒したりという実践経験のない人が殆どです.実践をしていると言う人でも,医療分野で働いている人は皆無で,あるとしてもアロマボランティア程度だと思って間違いないのです.私の連載を読まれて気が付かれた方も多いと思いますが,連載の内容が既存のアロマセラピー関連の出版物とは全く違うとは思いませんか.それは,日々患者さんにアロマセラピーを補助療法として使い,自分なりに練ってきた処方を公開しているからです.
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