研究・報告
訪問看護ステーションの経営調査と今後の課題
内田 陽子
1
1東京医科歯科大学大学院
pp.577-586
発行日 1998年8月15日
Published Date 1998/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901847
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はじめに
わが国は,新しく介護保険を導入することにより,急速に高まる高齢者介護費用の財源を確保しようとしている.このような状況において特に注目すべき現象として在宅医療,訪問看護の推進があげられる.
米国研究の概要では,病院等での施設医療費が高額化する傾向にあるのに対し,在宅医療・看護にシフトすれば経費が節減できるといわれている1).我が国においても病院入院期間を短縮化し,医療・看護の場を在宅に移行する策は医療費抑制政策に効果的といわれており,今後ますます推進されていくことだろう.
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