特別記事 訪問看護婦に何が求められているか
【特別記事資料】日本における在宅看護の理想像と教育システムの構想(抜粋)
村松 静子
1
1日本在宅看護システム(株)
pp.103-123
発行日 1998年2月15日
Published Date 1998/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901772
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本研究報告書は1996年度の長寿社会開発センター委託事業による調査研究「訪問看護の将来予測に即応した教育システムの開発研究」の第2弾としてまとめられたものである.委託を受けた日本在宅看護システム(株(主任研究員:村松静子)では前年度にも「看護の独自性の抽出と訪問看護の将来予測」(研究1)をまとめており,今回の研究はその継続研究として位置づけられる.
本研究の特徴は,日米間の比較研究を行なった点であろう.“資本主義の実験場”である米国では.周知のように医療の分野も市場原理に委ねられている.メディケアにDRGs-PPS(Dignosis Related Groups-Prospective Payment System:診断群別包括払い方式)が導入された1980年代以降,一段と進行した入院医療短縮化の波は在宅療養者の急増をもたらし,同時にその受け皿である在宅医療サービス産業が一大成長を遂げる契機にもなったといわれている.
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