研究・報告
訪問看護ステーションによる排尿自立支援ケア介入の実態調査
佐藤 和佳子
1
1山形大学医学部看護学科
pp.565-570
発行日 1997年8月15日
Published Date 1997/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901696
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訪問看護ステーションは,現在全国1,500か所を優に越え,近年導入された24時間訪問看護の実施により,提供されるサービスも一層多様化する方向にある.
ところで,介護を要する高齢者にとって,排泄を自分で行なえることは,その高齢者の自立と尊厳を支える重要な基盤となる.また,排泄機能の低下,即ち失禁は,介護者にとっても,生活や心身両面に深刻な影響を及ぼす介護内容である.しかしながら,介護を要する高齢者の排泄行動は,1日の生活時間の中で,最も頻回かつ多くの時間を費やしている.そのため,外部からのケア介入が最も困難な側面を持つ.
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