特集 地域母子保健と助産婦の役割
座談会
新潟県における地域母子保健──現況と展望
村山 郁子
1
,
青木 英子
2
,
青木 則子
2
,
有田 ヨミ
3
,
小林 千津子
3
,
馬場 キユ
4
1新潟大学医療技術短大
2新潟市西保健所母子保健係
3新潟市東保健所母子保健係
4新潟県柏崎保健所
pp.464-487
発行日 1980年7月25日
Published Date 1980/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205732
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村山 きょうは新潟市の東西の両保健所から母子保健係の方々と,柏崎保健所からは,馬場さんにおいでいただきましたので,助産婦が地域母子保健にいかに取り組んでいるか,そのさまざまな実態をお話しいただきたいと思います。
新潟県の母子衛生は,出生率に関していえばほぼ全国並みの14.4,新潟市の最近の周産期死亡は,わずかですけれども全国より少し高い。全国は出生1,000に対して13.0ですが,新潟県の場合は13.4。乳児死亡率,妊産婦死亡率の方も新潟県全体を全国と数字的に比較してみるとほぼ平均値くらいか,あるいはそれより少し上回っているというふうな状況です。
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