研究・報告
エコマップを活用した事例図式化の試み
沖田 千枝子
1
,
松井 順子
2
,
鈴木 知代
3
,
藤田 雅子
4
1訪問看護ステーション浅田
2聖隷コミュニティケアセンター
3聖隷クリストファー看護大学
4細江町健康センター
pp.263-267
発行日 1997年4月15日
Published Date 1997/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901642
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はじめに
近年,在宅における看護・介護の状況をみると,家族介護力が低下し様々な社会資源を活用して在宅療養を継続している場合が多い.そのため,在宅療養者を援助する機関やサービス内容は,複雑・多様化していく傾向にある.また,在宅療養者の多くは病状が比較的安定した状態であり,療養期間が長期化していることや在宅療養者への援助はある一定の間隔をおいて訪問する場合が多いため,問題点が埋もれてしまう可能性や問題解決の糸口をつかむタイミングを失う危険性を含んでいる.
このような状況において,在宅療養者によりよい援助を提供するには,在宅療養者に関わりを持つ者達が,全体像をより的確に把握し,統一した方針で関わる必要性がある.
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