誌上ケースカンファレンス
ケアマネジメントの理論と実際―平成9年度千葉県在宅福祉関係職員ケースマネジメント研修会より
白澤 政和
1
1大阪市立大学・生活科学部長寿社会科学研究室
pp.681-717
発行日 1997年10月15日
Published Date 1997/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901571
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平成9年度在宅福祉関係職員ケースマネジメント研修会は千葉県社会福祉協議会の主催.参加者約120名のうち,ほぼ半数が在宅介護支援センターの職員(社会福祉士,介護福祉士,看護婦,保健婦),残りが福祉事務所職員,行政職,社会福祉協議会職員といった顔ぶれだった.
研修会初日(5月29日)のプログラムは,①公的介護保険制度とケアマネジメント,②ケアマネジメントの理論から実際へ,そして,③ケアマネジメントの展開を学ぶ演習が組まれた.白澤政和編著『ケアマネジャー養成テキストブック』(中央法規出版,1996.)にそって講義と演習は進められた.研修会終了時に,2日目の研修会に向けて,各自が自分のケースでアセスメントしケアプランを作成してくるという課題が与えられた.
2日目(6月23日)の研修はその課題をもとにした応用編・課題を終えた参加者と白澤氏との間で質疑応答があり,最後に,課題の中から1事例を取り出し,1日目の演習と同様に,それをモデル事例にしてグループワークが行なわれた.
本欄では,1日目の研修の講義の全容と,2日目の研修の中から,グループワークを含めた演習の部分を紹介する.
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