レポート
救急隊との連携システムについての取り組み
中村 ヨシコ
1
1医療法人豊田会刈谷総合病院刈谷訪問看護ステーション
pp.300-304
発行日 2002年4月15日
Published Date 2002/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901475
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はじめに
刈谷訪問看護ステーションは,刈谷市ならびに刈谷市に所在するトヨタグループ7社により設立された医療法人豊田会により運営されています。医療法人豊田会には,先進医療だけでなく,予防,健康,高齢社会への対応など幅広い機能が求められています。そのため豊田会では刈谷総合病院,健診センター,訪問看護ステーションの他に,在宅介護支援センター,介護老人保健施設,看護専門学校などを運営し,保健,医療,福祉のネットワークを展開し,地域社会の暮らしを支えています。
当訪問看護ステーションは平成7年10月に開設し,6年余りが経過しました。開設当初より24時間体制で活動しています。年々利用者が増加し,現在までに約380人位の方が利用されています。訪問看護は病院や開業医,居宅介護支援事業所,市町村のサービス機関など多くの関連部署と連携を図っていますが,この度,刈谷市救急隊と訪問看護ステーションとで在宅療養者が急変した時にすばやい対応をするための救急搬送システムを構築することができましたので報告します。
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