特集 精神訪問看護の基本を学ぶ
介護保険サービスの導入に困難をきたした事例への訪問看護援助の実際
山元 寿美代
1
1慈雲堂訪問看護ステーション
pp.43-46
発行日 2002年1月15日
Published Date 2002/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901385
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はじめに
当ステーションは,精神科の病床を790床持つ病院に併設されており,利用者の7割が精神障害者である。利用者は単身生活者が多く,生活障害もあり,社会生活の維持にかなりの援助を要する人が多い。
介護保険の開始後,介護保険に該当する利用者は,介護保険サービスを利用することで地域での生活を長期に続けることも可能になった。しかし,サービス利用に際し,ケアマネジャーが問題点を把握できず,看護婦が情報提供に費やす時間は多い。また,サービスの見直しのための連絡や調整を,ステーションが中心となって行なっている現状がある。
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