Q&A 読者質問箱
分子病理での“腫瘍細胞含有割合”の意義とカウント方法について教えてください.
柳田 絵美衣
1,2
1慶應義塾大学病院臨床検査科ゲノム検査室
2慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット
pp.848-850
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543208771
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Q 分子病理での“腫瘍細胞含有割合”の意義とカウント方法について教えてください.
A がん遺伝子パネル検査は,次世代シーケンサー(next generation sequencer:NGS)を用いてがん発生の原因となっている遺伝子の変異をみつけることが目的です.NGSによる解析では,ターゲットとする遺伝子の核酸の塩基配列を数百〜数千回読み込み,そのなかに変異をもつ遺伝子が何%存在するかをバリアントアレル頻度(variant allele frequency:VAF)という数値で示します.
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