連載 新米マネジャー時代のここだけの話・第3回
豪雨の夜の緊急訪問
野崎 加世子
1,2,3
1日本訪問看護・在宅ケア認定看護師協議会
2日本訪問看護財団
3岐阜県訪問看護ステーション連絡協議会
pp.240-243
発行日 2024年5月15日
Published Date 2024/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688202109
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2024年1月1日16時10分頃、石川県能登半島の北東端の珠洲市を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生した。これに伴う津波の発生も報告されており、能登半島は甚大な被害を受けている。被災された皆さんに心よりお見舞い申し上げる。
ライフラインが切断され、日々の暮らしが立ち行かなくなったと聞く。「早く普通の生活をしたい」という現地の人の言葉は重い。丸2か月経った今(執筆時点)でも取り戻すには至っていないようだ。在宅で療養生活を送る利用者や家族は不安であろう。それを支える訪問看護師をはじめとした支援者も、さまざまな工夫が求められているはずだ。私の住む岐阜県の山間部においても震度5弱の地震が起こり、屋根やガラスなどに被害があった。震度5でこれほどの恐怖を感じるのだから、能登半島の被災者はさぞ怖かったと思う。
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