連載 在宅療養生活支援の見える化の試行・第6回【最終回】
訪問看護における生活と医療の統合化モデルの試み
川村 佐和子
,
酒井 美絵子
,
蒔田 寛子
,
尾﨑 章子
,
中野 康子
pp.214-218
発行日 2022年5月15日
Published Date 2022/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201857
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社会の変化に応じて、在宅医療の考え方が広がり根付きつつあります。在宅医療の提供システムが確立してくるにつれて、人々は在宅生活を基盤に、医療を生活の一部になじませることができるようになりました。そして自身が決めたプログラムに従って、自律的に、自身が意義あると思える方向に向かって、日々の生活を進めていくのです。
この方向性は、WHO(世界保健機関)が提唱し、各国が取り入れているヘルスプロモーションの考え方にも合致しています。ヘルスプロモーションの考え方とは、一人ひとりが自分自身の健康に責任をもち、自分でできることは自分で行い、それを社会全体で支えていこうというものです。ちなみにわが国では、「健康日本21」という名称で施策化されています。
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