特集 「在宅リハ」の新潮流—意欲を引き出すアプローチ
—【事例交流座談会】“気持ち”が動けば身体が動く!?—「意欲」を「リハビリ」につなぐ仕掛けあれこれ
川田 尚吾
1,2
,
伊藤 嘉希
3,4,5
,
小林 大記
6
,
大塚 俊輝
7
,
藤原 加奈
8
,
杉村 卓哉
9
1筑波大学医学医療系地域総合診療医学
2医療法人社団オレンジ
3みんなのかかりつけ訪問看護ステーションリハビリ部
4みんなのかかりつけ訪問看護ステーション名古屋事業所
5コトノハの森保育園
6訪問看護・リハビリステーション寿丸
7訪問看護ステーションコミケア
8みんなのかかりつけ訪問看護ステーション千種
9ショッピングリハビリカンパニー株式会社
pp.89-111
発行日 2022年3月15日
Published Date 2022/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201832
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「在宅は、リハビリテーション(以下、リハビリ)の資源にあふれている」と言われ、見方によっては生活そのものが回復の糧となり得る宝の山です。ただしそれは、療養者の「意欲」を引き出し、その気持ちを「回復」のベクトルに乗せられるかどうかに懸かっていると言えるでしょう。「買い物に行きたい」「病気のことを知ってほしい」「友だちと話がしたい」——ささやかながらも療養者の大切な「したい(欲)」の可能性を広げ、本人ともに手応えあるリハビリにアレンジしたセラピスト・看護師らによる事例をフカボリしながら振り返ります。
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