連載 訪問看護BCPプロジェクト・第3回
—リスクを抽出し、平時からの備えを検討—STEP2 リスクアセスメント
山岸 暁美
1,2
,
岩本 大希
3
,
金坂 宇将
4
,
平山 司樹
5
,
藤野 泰平
6
1慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室
2一般社団法人コミュニティヘルス研究機構
3ウィル訪問看護ステーション
4ケアプロ訪問看護ステーション
5医療法人葛西医院訪問看護ステーションかっさい
6みんなのかかりつけ訪問看護ステーション
pp.762-768
発行日 2021年10月15日
Published Date 2021/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201768
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全国で新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)が猛威を振るっている。関西が第4波で経験した状況を、関東は第5波において経験している。関東においては2021年8月現在、新型コロナ患者の爆発的な増加に伴い、感染者でも自宅療養となる方が増えているのだ。
原則として、自宅療養になるのは重症化リスクの低い軽症者だ。しかし、医療体制の逼迫により、中等症でも入院できず、自宅療養となっているケースは多い。東京都では8月18日時点で「自宅療養」および「入院・療養等調整中」の人が4万人を超えた。
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