特集 多疾患併存患者への在宅ケアの展開—シナリオで学ぶ「バランスモデル」
—【総論】—今、在宅高齢者の「マルチモビディティ」へのケアが求められている—「バランスモデル」をケアに活かす
大浦 誠
1
1南砺市民病院総合診療科
pp.714-719
発行日 2021年10月15日
Published Date 2021/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201761
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はじめまして。富山県にある南砺市民病院という175床の病院で救急、外来、病棟、リハビリ、在宅、健診の場で仕事をしている家庭医療専門医の大浦誠と申します。
訪問看護師の皆さんは、看護の専門家として質の高い看護を提供する方々です。そして、医師とともに、患者本人の医療に関する意思決定を支える役割を担う方々でもあります。そうした機能を果たそうと、皆さんが臨床推論やフィジカルアセスメントなどの医学的な知識を身につけ、磨き上げようとされているものと理解しています。
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