特集 尿道カテーテル管理の先を見通す—早期抜去と閉塞・感染予防
—【私はここを見ています❶】事例から学ぶ抜去の勘所—尿道カテーテル管理時の全身評価と環境アセスメント
樋口 秋緒
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1医療法人北晨会恵み野訪問看護ステーション「はあと」
pp.322-326
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201671
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尿道留置カテーテルが挿入されているのは、利用者さん個人の「身体」です。しかし、その一本のカテーテル(「モノ」)が入ることで、本人の思いやさまざまな療養環境への影響があります。環境とは、住環境等だけでなく介護者などの「ヒト」や、療養に必要なものにかかる「カネ」など多岐にわたるでしょう。
必要性と適応があって挿入されたカテーテルです。しかし、それによる影響を検討し、「抜く?」「抜かない?」を判断するには、本人の全身評価はもちろん、それら療養環境の評価も大切になってきます。
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