連載 [小説]ナースマン訪問看護編 あと、どれくらい?・第11回
爪切りと仲直り
小林 光恵
pp.580-583
発行日 2020年7月15日
Published Date 2020/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201490
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薄曇りの午後。草森徹がバイクを走らせている。これから訪問する西野敏江(83歳)と彼女の夫・茂雄(84歳)の三月ほど前のある日のやりとりを思い出しながら。
「ほんとは、家でなんか死にたくないんだ」
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